征討軍
冒頭
征討軍(せいとうぐん)とは、朝廷や政権が反乱・叛乱勢力、あるいは服属しない外地勢力を武力で討伐するために編成する出征軍の総称です。
概要
「征」は外地へ出て攻めること、「討」は罪あるものを討つことを指し、合法的な軍事行動としての性格を帯びます。編成は、中央が将軍・校尉などに討伐命令を与え、諸州郡の兵や募兵を動員して軍団を作る形が基本で、作戦地域に応じて臨時に兵力が集成されます。
意味
後漢末の代表例は黄巾賊の乱に対する各地の討伐で、官軍の一部が「征討軍」として運用されました。吉川三国志でも、曹操が黄巾の乱勃発後に征討軍へ編入され、潁川などを転戦したことが述べられます 。この語は特定の一軍団の固有名というより、討伐の任務を帯びた官側の出征軍一般を指す場合が多い用語です。
関連人物
征討軍は、討伐命令を受ける指揮官の権限が大きく、戦功がその後の官途や勢力形成に直結し得ます。吉川三国志では、黄巾討伐戦線で曹操が征討軍に加わって活動する経緯が、のちの台頭の一端として位置づけられています 。
史実との違い