黄巾
冒頭
概要
意味
黄は本来この国の尊い国色とされる一方、黄巾の蜂起以後は黄の巾そのものが賊徒の標識として恐れられるものになった、と説明されています。
歴史
黄巾は「蒼天已死・黄夫当立・歳在甲子・天下大吉」の宣文を掲げ、これを童歌風に流布させて人心を煽ったとされます。
組織
関連人物
黄巾鎮圧・掃討の過程で曹操が降兵を多数取り込み兵力を拡大した経緯も語られます。
史実との違い
ひとりは鶏の足をつかんでさげ、ひとりは農具をかついでいた。「――そんな所で、今朝からなにを待っているんだね。このごろは、黄巾賊とかいう悪徒が立ち廻るからな。役人衆に怪しまれるぞよ」 。 青年は、振りかえって、 。
「大方ご覧なさい。ここにもわが党の盟符が貼ってありまさ。この寺も黄巾の仲間に入っている奴ですぜ」 。「誰かいるか」 。「ところが、いくら呼んでも誰も出てきませんが」 。
さだめし良師がおよろこびになるだろう」と、いった。 賊の小隊はすぐ先へ出発する予定らしかったが、ひとりの物見が来て、ここから十里ほどの先の河べりに、県の吏軍が約五百ほど野陣を張り、われわれを捜索しているらしいという報告をもたらした。で、にわかに、「では、今夜はここへ泊れ」となって、約五十の黄巾賊は、そのまま寺を宿舎にして、携帯の糧嚢を解きはじめた。 夕方の炊事の混雑をうかがって、劉備は今こそ逃げるによい機と、薄暮の門を、そっと外へ踏みだしかけた。「おい。
女も逃がすな」 。 賊兵の声々であった。 疎林の陰を出たとたんに、黄巾賊の一隊は早くも見つけてしまったのである。 獣群の声が、鬨をつくって、白馬の影を追いつめて来た。 劉備は、振り向いて、 。
これはもうただ事ではない。何億の人間が、生きながら餓鬼となりかけているのだ。反対に、一部の黄巾賊が、その血をすすり肉をくらって、不当な富貴と悪辣な栄華をほしいままにしているのだ。「阿備や……。灯りを持っておいで、粟が煮えたよ。
遍く天下に義勇の士を募る。 という布告の文であった。黄巾の匪、諸州に蜂起してより、年々の害、鬼畜の毒、惨として蒼生に青田なし。今にして、鬼賊を誅せずんば、天下知るべきのみ。太守劉焉、遂に、子民の泣哭に奮って討伐の天鼓を鳴らさんとす。
――この漢を召捕ろうとするならば」と、背後にいる張飛へ、顎を振向けて、 。「まず五百か千の人数をそろえてきて、半分以上の屍はつくる覚悟がなければからめ捕ることはできまい。諸君は、この翼徳張飛という人間が、どんな力量の漢か知るまいが、かつて、幽州の鴻家に仕えていた頃、重さ九十斤、長さ一丈八尺の蛇矛をふるって、黄巾賊の大軍中へ馳けこみ、屍山血河をつくって、半日の合戦に八百八屍の死骸を積み、張飛のことを、八百八屍将軍と綽名して、黄匪を戦慄させたという勇名のある漢だ。――それを、素手にもひとしい小...