武徳皇帝

冒頭
武徳皇帝(ぶとくこうてい)とは、魏の建国後に曹操へ贈られた皇帝としての追号の一つで、曹丕献帝から禅譲を受けて魏帝となった後、故曹操を「太祖武徳皇帝」と諡した称号を指します。
 
概要
中国の皇帝・王侯には、死後にその生前の事績や徳目を評価して贈る諡号があり、「武徳」は武功と徳治の双方をたたえる語として用いられます。小説中では、魏の成立を内外に示す手続の一環として、曹操を皇帝位の祖と位置づける意図で「太祖」と併記されます。
 
意味
武徳は、武力による制圧や軍略のみならず、秩序の回復・民の保護といった統治の正当性を「徳」で裏づける表現です。王朗孔明との論戦で魏の正統性を説く際、魏を興した「太祖」を持ち出して徳と天命を強調する文脈にもつながります。
 
関連人物
曹操は生前は漢の丞相・魏王として実権を握り、死後に子の曹丕が帝位に就くことで、追号により「魏の皇帝」として体系に組み込まれます。
 
史実との違い
吉川三国志では曹操を「太祖武徳皇帝」とするが、史料上は曹操の諡は一般に「武皇帝」(魏武帝)として伝わり、「武徳」を用いる点は表現が異なります。
「武徳皇帝」登場回数
合計: 2回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前