蒙古

冒頭
蒙古(もうこ)とは、中国北方の草原地帯と、そこに居住する遊系の人々を指す呼称です。
 
概要
吉川英治三国志』では、黄河上流の外縁に広がる高原・草原世界として位置づけられ、涼州が「蒙疆に境する」地であり、住民や軍勢に蒙古系の血が交じる土地柄として説明されます 。また、北方から吹く乾いた風を「蒙古風」と呼ぶ用例もあり、内地とは異なる気候・風土の象徴として用いられます 。
 
歴史
作中での蒙古は、漢末の中原政権の統制が及びにくい周縁世界であり、騎馬・弓槍に長じた強兵を生む背景として語られます 。この高原・部族圏は、敗者が身を潜めて再起を図る場所ともされ、馬超曹操への復讐を誓って「蒙古族の部落にふかくかくれて」兵力を養い、のちに「蒙古高原にあらわれて」軍を率いる筋立てが置かれています 。
 
関連人物
馬騰涼州の勢力として、その血統に「蒙古人がまじっている」とされます 。馬超は、蒙古系部族圏を後背地として再起し、関中方面へ進出する北方の軍勢の中心人物として描かれます 。
 
史実との違い
三国時代当時の北方勢力を、後世に確立した民族名・地名である「蒙古」で一括して呼ぶのは時代的にずれがあり、史実では匈奴鮮卑・羌など複数の勢力圏として把握されることが多い点が異なります。
「蒙古」登場回数
合計: 13回
0 0 1 2 3 2 桃園の巻 3 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 1 孔明の巻 0 赤壁の巻 2 望蜀の巻 3 図南の巻 0 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前