薛綜

冒頭
薛綜(せっそう)とは、沛郡(はいぐん)出身の士人として呉に属し、諸葛孔明の来呉時に行われた論戦の場で発言者の一人として現れる人物です。
 
生涯
吉川英治三国志』では、呉の群臣が孔明と応酬する席に列し、孔明に対して唐突に「曹操とは、何者か?」と問い、議論の端緒を作ります。
 
人物像
薛綜は、天下の帰趨を「天数循環」や「民心」の移り変わりとして捉え、後漢の衰微を前提に曹操の台頭を正当化しうる、という立場から理を立てます。
 
関係人物
論戦の相手は諸葛孔明で、薛綜の見解に対し孔明は「漢室の賊臣」という断を崩さず、忠孝と臣節を根拠に反駁します。
 
有名なエピソード
薛綜は「天下は一人の天下に非ず、すなわち天下の天下である」と引き、尭舜禹の禅譲を例に、漢の命運が尽きた以上、曹操を「賊」と断ずるのは筋が通らないと論じます。
 
有名なセリフ
「天下は一人の天下に非ず、すなわち天下の天下である」
 
史実との違い
吉川三国志では孔明との論戦者として前面に置かれる一方、史実・演義での薛綜の位置づけや登場場面は必ずしも同一ではなく、論戦の人物配置は整理・再構成されている場合があります。
「薛綜」の基本情報
総登場回数
1回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
赤壁の巻
最終登場
赤壁の巻
最も活躍した巻
赤壁の巻 (1回登場)
「薛綜」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 1 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前