青州兵
冒頭
青州兵(せいしゅうへい)とは、後漢末に青州で蜂起した黄巾賊の降兵などを吸収して編成された、曹操配下の大兵力の一群です。曹操が青州の黄巾勢を討伐したのち、降兵三十万を得、さらに領民から屈強な若者を選んで軍勢を大きく増やしたことが、その母体として語られます 。
概要
青州は肥沃で兵糧・財貨が得やすい土地とされ、そこで得た人口と物資を背景に、曹操は新たな軍事基盤を形成しました 。青州兵は、このように反乱勢力の「降人」を大量に組み込み、戦力へ転化する過程で成立した兵であり、以後の曹操軍の膨張を支える人的資源となります 。
意味
語としての「青州兵」は、特定の将軍個人の私兵というより、出身地と編成経緯によって呼ばれる集団名にあたります。作中では「青州の兵」として言及され、曹操麾下の内部で不和や訴えの主体となる場面もあり、青州系兵士集団が独自のまとまりとして意識されていることがうかがえます 。
関連人物
曹操は青州の黄巾勢力を討伐し、降兵を取り込むことで兵力を拡大しました 。また、青州が夏侯惇の所領であること、青州の兵が于禁をめぐって曹操に訴え出ることが描かれ、青州兵が曹操軍中の政治・軍紀問題にも関わる存在として位置づけられます 。