鮑信

鮑信(ほうしん)とは
後漢末の武将で、兗州出身。義に厚く、曹操と深く関わった人物として知られる。
 
生涯
鮑信は兗州の豪族で、兄弟の鮑韜とともに名望を集めていた。黄巾の乱の鎮圧で功を立て、やがて曹操に協力する立場となる。董卓の専横に抗して曹操が挙兵すると、鮑信は真っ先に応じてその軍を助けた。
しかし徐州攻略の戦いで、敵の呂布に対抗する中で敗れ、戦死した。
 
人物
義理堅く誠実な性格として伝わる。自らの死をもって曹操を守ったことから「忠義の士」と評される。
 
関連する人物
曹操:鮑信のもっとも深い関わりを持つ主君であり、彼を強く支援した。
呂布:鮑信の命を奪った宿敵。
・鮑韜:兄弟であり、ともに名声を得たが、史書では鮑信ほど活躍は目立たない。
 
有名なエピソード
鮑信は呂布との戦いで殿軍を務め、曹操を守るために自らの軍を犠牲にして散った。この行動は「鮑信の忠義」として後世に語られる。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版でも「義に殉じた将」として描かれ、鮑信の死は曹操の人物像を浮かび上がらせるための重要な場面となっている。史実同様、忠義を尽くして早逝した悲劇の武将として扱われている。
「鮑信」の基本情報
総登場回数
8回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (4回登場)
「鮑信」登場回数
合計: 8回
0 1 2 3 4 4 桃園の巻 4 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前