列侯

冒頭
列侯(れっこう)とは、漢代以来の爵位の一種で、国家から封地と爵号を与えられて諸侯の列に連なる身分のことです。曹操が政権を整える過程で「旧臣十三人を列侯に封じ」たように、功臣を遇する恩賞として用いられます 。
 
概要
列侯は、軍功や帰順の功などを理由に、主導権を握る権力者が朝廷の名義で授ける封爵として機能します。荊州を得た後、曹操が旧臣を「列侯に封じ」る一方で、王粲・傅巽を関内侯に封じて区別しており、列侯がより重い待遇として扱われる文脈が示されます 。
 
意味
作中では、列侯は「諸侯の列」に加わることを意味し、地位の上昇と政治的な取り立てを指標化する称号として登場します。降将や地方勢力の首長にも与えられ、たとえば韓遂に侯号を与え、さらに楊秋・侯選らを「列侯に加え」て要地の守備を命じるなど、統治秩序へ組み込む手段にもなります 。
 
用例
曹操許都整備と同時に功臣を列侯へ封じ、自身も「武平侯」と称して官制と恩賞を並行させています 。また漢中平定後も旧臣を選んで列侯に加えるなど、戦後処理と人心掌握の一環として繰り返し用いられます 。
 
史実との違い
吉川三国志では列侯を功臣・降将の封爵一般として運用する場面が多い一方、史実の制度上は列侯が具体的な封地を伴う爵位概念として整理される点で扱いに幅があります。
「列侯」登場回数
合計: 7回
0 0 0 0 1 1 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 1 孔明の巻 1 赤壁の巻 1 望蜀の巻 1 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約4時間前