厳白虎

冒頭
厳白虎(げんぱくこ)とは、江東呉郡一帯で勢力を張り、自ら「東呉の徳王」と称した地方雄です。孫策江東平定戦における主要な抵抗勢力として位置づけられます。
 
生涯
孫策の南進を聞くと動揺し、弟の厳与楓橋へ出して防寨を構えます。 いったんは和睦策を取り、厳与を使者に立てますが交渉は決裂し、厳与孫策に斬られます。孫策はその首を「返辞」として返し、厳白虎は単独抗戦を避けて会稽へ退きます。 会稽では太守王朗に庇護され、籠城側として長期戦を唱えて防備に加わります。 その後、王朗が敗走すると厳白虎も余杭へ逃れる途上、元代に酒を飲まされて熟睡中に斬られ、首は孫策へ献じられます。
 
人物像
自負心が強く、孫策軍の将星(若い将たち)を見て和睦から主導権を取る策を語るなど、権勢維持のための計略を好む面が示されます。 一方、厳与の斬首後は「単独で戦うのは危険だ」と弱気になり退却するなど、形勢判断に敏感で保身的な側面も描かれます。
 
血縁
弟に厳与(げんよ)がいます。厳与は講和の使者として孫策陣へ赴き、交渉決裂後に斬られました。
 
関係人物
孫策とは江東覇権を争う敵対関係にあり、会稽王朗は厳白虎を助けて孫策に対抗します。 王朗配下の虞翻は、厳白虎を捕えて孫策に献じるべきだと諫言し、厳白虎を旧時代の人物として退潮を論じます。
 
有名なエピソード
呉城攻防のさなか、城楼で罵っていた将が太史慈の矢で梁に掌を射つけられる出来事があり、厳白虎が「これは侮れんぞ」と動揺する契機となります。
 
有名なセリフ
「これは侮《あなど》れんぞ」
「単独で戦うのは危険だ」
 
史実との違い
吉川三国志では元代に酒で眠らされ斬られる最期が語られますが、史実・演義では討伐後の処遇や死に方の伝え方に揺れがあり、細部は一定しません。
「厳白虎」の基本情報
総登場回数
13回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
草莽の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (13回登場)
「厳白虎」登場回数
合計: 13回
0 3 6 9 13 0 桃園の巻 0 群星の巻 13 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前