周毖

周毖(しゅうひ)とは
後漢末の官僚で、黄門侍郎を務めた人物。何進と宦官の争い、董卓の入京といった政変の中で登場する。
 
生涯
霊帝の崩御後、外戚の何進が宦官を誅そうとした際、周毖はこの策に反対した。宦官勢力を一気に排除するのは危険だと考え、緩やかな対処を進言したが、結果的に事態は収拾できず、何進が殺害される事態を招いた。
董卓洛陽に入ると、周毖は袁紹らと結んで董卓を討とうとしたが、計画が漏れて董卓に捕らえられ、王允らとともに殺害された。
 
人物
政治的には慎重で、極端な手段を避けようとする性格だったとされる。しかし結果的にその優柔不断さが悲劇を招いたとも評される。
 
関連する人物
何進:外戚で、宦官誅殺の策をめぐって意見を対立した。
董卓:周毖が討伐を企んだ相手。
王允董卓討伐を図る同志。ともに失敗し処刑された。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版では、宦官問題に揺れる洛陽政局のなかで名が登場する。彼は「智はあるが決断に欠け、乱世に埋もれた人物」として短く描かれ、董卓台頭の流れを際立たせる役割を果たす。
「周毖」の基本情報
総登場回数
4回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (3回登場)
「周毖」登場回数
合計: 4回
0 0 1 2 3 3 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前