無当飛軍

冒頭
無当飛軍(むとうひぐん)とは、蜀漢が編成したとされる精鋭部隊の一種で、険阻な地形での機動と戦闘に適応した兵を指す呼称です。
 
概要
名称の「飛軍」は、騎兵に限らず迅速な行軍と展開を重視した軍をいう場合があり、正規軍の中でも軽快さと実戦力を期待された部隊として位置づけられます。蜀が国力・人口で魏に劣る状況では、遠征や辺境統治のために、選抜兵や異民族系の勇猛な兵力を活用する必要があり、南方経略と軍制の結びつきの中で理解されます。蜀が南方へ大軍を動かし、風土・輸送の困難を抱えつつ征服を進める事情は作中でも語られます
 
意味
「無当」は本来、地名(郡県名)に由来する説があり、当該地域の兵、またはその地域で徴発・編成された部隊を示す語として解されます。転じて、蜀の軍中で特定の兵種・部隊名として用いられ、「無当の兵」「飛軍」といった性格づけが重なって呼ばれたと考えられます。
 
歴史
史料上では、蜀が漢中方面など国境防衛の要地を保持する過程で、山地戦に強い兵の価値が増し、こうした名称の部隊が言及されます。南中(雲南貴州方面)や西方の諸族を平定し、その地を保つことが蜀の安全保障と直結するという構図も、作中では南方征討の必然として示されます
 
関連人物
諸葛亮は南方遠征と軍政整備を主導した中心人物として、南方の安定が「後顧の不安」を断つ要件であることが強調されます 。こうした政策環境が、無当飛軍のような部隊運用の背景になります。
 
史実との違い
吉川三国志では、南方経略や蜀の戦略環境の説明が前面に出やすく、部隊名としての無当飛軍そのものより、南方遠征が軍制・国防に与える意味合いの理解へ比重が置かれる場合があります
「無当飛軍」登場回数
合計: 0回
0 0 0 0 0 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約4時間前