皇甫酈

冒頭
皇甫酈(こうほれき)とは、長安周辺で専横した李傕に対し、乱の停止と朝廷への帰順を言葉で迫った人物です。李傕と同郷の出で、陣中に単身赴いて諫言したことが語られます。
 
生涯
李傕巫女の託宣を信じて郭汜と争い、民衆を苦しめていた頃、皇甫酈は「無用な乱は、よい加減にやめ」るよう勧め、国家の上将としての立場を自覚すべきだと説きます。 さらに李傕の「邪神」を祓うと称して面前で罪状を挙げ、天子の監禁や私闘を非として悔悟を迫りました。
この行動は実際には帝の依頼による和睦勧告でしたが、李傕に疑われて殺害されかけ、楊奉によって解放されます。 その後は西涼へ退き、途上で李傕の無道を言い広め、軍中の動揺と離反を招く一因となりました。
 
人物像
弁舌家として描かれ、権力者の威迫の前でも論難を引かず、政治的正当性を根拠に相手の行為を「罪」として告発する姿勢が示されます。
 
関係人物
李傕に対して諫言する立場で登場し、処断の危機では騎都尉楊奉が体面と情勢を理由に救出します。 また賈詡李傕への悪評を暗に補強する描写があり、皇甫酈の流布と相乗して兵力離散が進みます。
 
有名なエピソード
李傕の「神懸かり」を指摘し、憑いた邪神を祓うために来たと言って面前で弁舌をふるう一件が中心的挿話です。
 
有名なセリフ
「無用な乱は、よい加減にやめてはどうです」
将軍に憑いている邪神を掃い落して上げようと思って来た」
 
史実との違い
吉川三国志では帝の密命を帯びた諫言の士として具体的に活躍しますが、史実側の事績は物語ほど多くは伝わらない人物として扱われがちです。
「皇甫酈」の基本情報
総登場回数
4回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
草莽の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (4回登場)
「皇甫酈」登場回数
合計: 4回
0 1 2 3 4 0 桃園の巻 0 群星の巻 4 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前