蒯良

冒頭
蒯良(かいりょう)とは、荊州劉表に仕え、対外戦への備えや外交判断について諫言を重ねた臣です。劉表孫堅軍の来攻を聞いて軍議を開いた際、江夏城黄祖に要害を守らせ、襄陽の主力は後備として固めるべきだと進み出て進言しています。
 
生涯
劉表政権の中で、呉(孫堅方)との戦いに際して防衛策を示し、襄陽の籠城局面でも城の備えに当たります。蔡瑁が出戦して敗走した後には、蒯良は自らの策が用いられなかったことを理由に、軍法を根拠として蔡瑁の処断を主張しましたが、劉表に退けられています。
 
人物像
危急時に「驚き騒ぐほどな敵ではない」と戦局を見積もり、地勢と兵力配置を重視して具体的な防衛線を組み立てる実務家として描かれます。
また、孫堅戦死後の交渉局面では、孫堅の遺骸返還と停戦に傾く劉表に対し、追撃による呉軍の撃滅を主張し、使者の処断まで含めた強硬策を述べています。
 
関係人物
劉表の側近として軍議に列し、黄祖江夏方面の要として用いるべきだと述べます。
また、劉表の配下である蔡瑁の出戦・敗戦をめぐり、軍法上の責任追及を行う立場を取ります。
 
有名なエピソード
襄陽籠城中、狂風や星の異変を軍事判断に結びつけ、袁紹に救援を求める使者の派遣を提案し、さらに城外突破のための具体策を授けています。
孫堅の遺骸と黄祖の交換をめぐっては、停戦より追撃を優先すべきだとして強く諫言し、退けられると「大事去る」と嘆じています。
 
有名なセリフ
「無用、無用」
「ああ、大事去る!」
 
史実との違い
吉川三国志では劉表の軍議・籠城・交渉判断に関与する実務的側近として前面に出る一方、史実・演義での蒯良像は劉表配下の参謀的存在として語られることが多く、具体場面での発言や役回りには作品ごとの差がみられます。
「蒯良」の基本情報
総登場回数
15回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
臣道の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (13回登場)
「蒯良」登場回数
合計: 15回
0 3 6 9 13 0 桃園の巻 13 群星の巻 0 草莽の巻 2 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前