鴻家

冒頭
鴻家(こうけ)とは、吉川英治三国志』において、黄巾の乱前後に一県の県城を支配していた在地の豪族ないし領主層の家を指す呼称です。鴻家の姫として鴻芙蓉が語られ、家の滅亡後も、その遺臣・旧縁によって保護と再興の動きが示されます。
 
概要
鴻家は「県城の城長の娘は姓が鴻で名は芙蓉」と説明されるように、地方官層と結びついた家柄として位置づけられます。
一方で、張飛が「鴻家の武士」であり「南門衛少督」を勤めていたと述べ、鴻家の下に武装家臣団が存在したこともうかがえます。
 
歴史
作中では、黄巾賊の襲撃によって県城が焼かれ、主君が殺されて鴻家が亡びたとされます。
滅亡後も遺臣が残兵を集めて報復を企てる状況が語られ、鴻芙蓉の身柄が旧臣に引き渡されることで、家の名跡をめぐる動きが継続します。
 
関連人物
張飛は鴻家旧臣として、鴻家滅亡への無念を動機に賊中へ潜入した経緯を述べます。
鴻芙蓉は鴻家の息女として、旧臣や縁故の人々の庇護を受ける存在です。
また劉恢は、鴻家と血縁があり、軍糧兵馬の相談役もしていた旧交から、鴻家没落後の人々を匿う関係にあります。
 
史実との違い
鴻家は、張飛の仕官先や鴻芙蓉の出自を与えるための作中設定として扱われ、正史『三国志』や一般的な演義の主要系統に同名の家が顕著に見えにくい点で異なります。
「鴻家」の基本情報
総登場回数
19回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (19回登場)
「鴻家」登場回数
合計: 19回
0 4 9 14 19 19 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前