朱治

冒頭
朱治(しゅち)とは、孫堅の旧臣として孫策孫権の時代まで江東政権を支えた家臣で、字は君理(くんり)です。孫策が失地回復の志に沈む場で近侍として言葉を掛け、のち江東経営の要職にも就きます。
 
生涯
孫堅配下の一人として名が挙がり、孫策が青年期に淮南で鬱屈を抱える折、従者として傍らにあります。 孫策会稽方面を平定して勢力を拡げると、腹心として「呉郡太守」に任じられ、江東統治の一角を担います。 赤壁前後の政局では、闞沢・呂範諸葛瑾らと連なって周瑜に面会し、いわゆる中立派の一員として国家の帰趨に関わる場へも出ます。 開戦が決した後は、呂範とともに「督軍目付」を命じられ、軍中の統制・監察にあたる位置づけで描かれます。
 
人物像
若い孫策の内心を「日頃から拝察」していたとして同憂し、江東の人間として当事者意識を示すなど、近習的な距離で主家を補佐する人物として扱われます。 また、主戦・非戦が割れた局面で中立派に数えられ、情勢判断と保全の立場から政議に加わる官僚的側面も見えます。
 
関係人物
孫堅の旧臣として孫家に連なり、孫策には近侍として、孫策政権下では呉郡太守として任用されます。  孫権期には周瑜の会議に闞沢・呂範諸葛瑾らと同席し、のち呂範とは並んで督軍目付に任じられます。
 
有名なエピソード
孫策が落日を眺めつつ志を嘆く場で、朱治は「この落日は明日のない落日ではありませんぞ」と述べ、若き当主を奮い立たせる役を担います。
 
有名なセリフ
「この落日は明日のない落日ではありませんぞ」
 
史実との違い
吉川三国志では、孫策の近侍として心情面に踏み込む場面や、赤壁前夜に中立派として明示的に登場する点が強調され、史書での事績の叙述とは焦点の置き方が異なる場合があります。
「朱治」の基本情報
総登場回数
3回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
赤壁の巻
最も活躍した巻
赤壁の巻 (2回登場)
「朱治」登場回数
合計: 3回
0 0 1 1 2 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 2 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前