桓楷

冒頭
桓楷(かんかい)とは、吉川英治三国志』に登場する官吏で、使者としての折衝や、魏の朝廷における受禅工作に名が見える人物です。
 
生涯
孫堅戦死後、呉軍が孫堅の遺体を取り戻すため、捕虜とした黄祖を返還して遺体の引き渡しを求める交渉が持ち上がると、劉表と以前から交誼があるとして軍吏の桓楷が使者に立てられ、単身で襄陽城へ赴いて劉表に交換を申し入れます。劉表黄祖送還と引き換えに遺体を渡すことを認め、さらに停戦の協定にも言及します。
後年、魏では桓楷が尚書令として朝臣側に列し、劉廙辛毘劉曄陳矯陳群らとともに、漢帝から魏王(曹丕)への受禅を促す連署の決議に関与します。 また受禅の詔書作成に際しては、賈詡が桓楷や陳群らを呼び、詔書を作らせたとされます。
 
人物像
交渉の場では、捕虜交換という実務を担う使者として行動し、また魏の朝廷では尚書令として、決議文の連署や詔書作成といった制度運用の実務に組み込まれる官僚として描かれます。
 
関係人物
呉側では黄蓋が捕虜交換策を述べ、桓楷が使者となって劉表に会見します。交換対象として黄祖孫堅の遺体が示され、劉表の側近の蒯良が桓楷処断を含む強硬論を唱える場面もあります。
魏側では、劉廙辛毘劉曄陳矯陳群らが同列に挙げられ、賈詡華歆王朗ら重臣層への働きかけが語られます。
 
有名なエピソード
黄祖孫堅の遺体交換を求め、桓楷が単身で襄陽城に赴き、劉表から交換の同意と停戦案を引き出す一件。
魏の受禅に際し、連署の決議を背景に、桓楷が詔書作成の実務に呼ばれる一件。
 
史実との違い
吉川三国志では孫堅陣営の軍吏としても登場しますが、史実や他伝承では桓楷は主に魏の官僚として知られ、呉側の捕虜交換の使者に比定される点は扱いが異なります。
「桓楷」の基本情報
総登場回数
9回
活動期間
3巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (5回登場)
「桓楷」登場回数
合計: 9回
0 1 2 3 5 0 桃園の巻 5 群星の巻 2 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 2 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前