濡須

冒頭
濡須(じゅしゅ)とは、長江流域で呉の都建業に近い要害として作中に描かれる水流とその周辺地域です。巣湖長江の中間にある水流の口から一帯を指す地として示されます。
 
概要
濡須は、呉が北方勢力の南下を防ぐ防禦線の一つで、建業の中核に迫る攻め口になり得る地点として扱われます。呉側にとっては、都城防衛の前面にあたる軍事拠点です。
 
歴史
作中では、呂蒙の献策を容れて濡須の水流口から堤を築き、多数の人夫を動員した国防土木として語られます。
また曹操が南下して「濡須の堤」へ迫り、濡須一帯が大規模な戦場となったことが記され、孫権が戦況の中で濡須下流へ退く場面も描写されます。
さらに時代が下り、魏帝曹丕の対呉戦で濡須が「もっとも枢要な防禦線」とされ、曹仁が濡須攻略を担い、呉では朱桓が守備将となります。
 
関連人物
呉では孫権が前線に臨み、呂蒙が築堤・防備の構想に関与します。
魏では曹操が濡須へ進撃し、のち曹丕の軍事行動では曹仁が攻め手、呉の朱桓が守将として配置されます。
 
史実との違い
吉川三国志では濡須を建業防衛の要衝として堤の築造と大規模会戦を強く結びつけて叙述する点に特色があり、史実・演義の記述とは強調点や細部の扱いが異なる場合があります。
「濡須」登場回数
合計: 21回
0 4 8 12 16 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 16 図南の巻 5 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前