袁遺

袁遺(えんい)とは
吉川英治三国志に登場する袁氏一族の一人で、反董卓連合の諸侯として名が挙がる人物。虎牢関の戦いでは、王匡鮑信喬瑁孔融張楊陶謙公孫瓚らと並ぶ一軍の主として参陣している。
 
生涯(活躍の要点)
董卓戦での場面が中心に描かれる。虎牢関前後の布陣では連合の一角を担い、呂布の猛攻に対して喬瑁軍とともに両翼から圧力をかけ、牽制する動きを見せたことが記されている。物語中では個人史や最期までの経緯は深く描かれず、連合軍の構成員としての役割が主である。
 
関連する人物
呂布:袁遺軍は喬瑁軍とともに、虎牢関前面で呂布の兵を両翼から牽制したと描かれる。
曹操袁紹・連合諸侯:董卓討伐のための評議・連合編成の文脈で、袁遺は諸侯の一員として名を連ねる。
 
有名なエピソード
虎牢関の戦いで、喬瑁軍と連携して呂布に対峙した場面。呂布の突進を前に、鼓を鳴らし矢戦で牽制しながら両翼から圧迫する「連合の一手」としての描写が残る。
 
吉川英治三国志での扱い
本作では連合軍の群像の中に位置づけられる端役で、人物像や語りは最小限。個人の人柄・容貌・家族関係などの掘り下げは行われず、戦場での布陣上の役割と名義の提示にとどまっている。
「袁遺」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (2回登場)
「袁遺」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 0 桃園の巻 2 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 28日前