趙岑

趙岑(ちょうしん)とは
 
後漢末期の武将で、董卓の配下として登場する人物。『三国志演義』や吉川英治三国志』に描かれるが、史実では存在が不確かで記録がほとんどない。
 
生涯
 
董卓の命を受け、李蒙とともに一万の兵を率いて汜水関の守備にあたった。反董卓連合軍と戦い、孫堅軍と激突する。奮戦したものの、孫堅の攻勢に押されて敗走し、結局は討ち取られてしまう。生涯は短く、登場もこの戦役に限られる。
 
人物
 
趙岑は勇敢で忠実な将として描かれるが、華雄胡軫と同様に、反董卓連合軍の前に斃れる「序盤の敵将」のひとりである。名を残すほどの功績はなく、物語の中では敵軍の強大さを示すための存在に近い。
 
関連する人物
 
董卓:主君。洛陽防衛のために趙岑を派遣した。
・李蒙:ともに汜水関を守備した同僚の武将。
孫堅:趙岑が戦った相手方の大将。
 
吉川英治三国志』での扱い
 
吉川の小説でも、趙岑は李蒙とともに汜水関に布陣するが、孫堅軍の攻勢によって敗走する。描写は多くないが、反董卓連合軍の勢いを強調するための存在として登場している。
「趙岑」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (2回登場)
「趙岑」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 0 桃園の巻 2 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前