汜水

汜水(しすい)とは
中国河南省にある河川の名で、黄河の支流の一つ。三国志においては「汜水関(しすいかん)」という関所の地名として有名である。洛陽の西に位置し、長安洛陽へ通じる要衝であった。
 
歴史的背景
後漢末、董卓洛陽を拠点とした際、この汜水関を重要な防衛線とし、華雄をはじめとする将軍を配置して諸侯連合軍に備えた。汜水関の戦いは、董卓討伐の檄文に応じて十八路諸侯が蜂起し、最初に大規模な衝突が起きた場所として知られている。
 
関連する人物
董卓…汜水関の防衛を固め、華雄を派遣した。
華雄…汜水関の守将として登場し、武勇を誇るが孫堅らの軍に敗れる。
孫堅董卓軍に対抗して先鋒を務め、汜水関で戦功を挙げた。
袁紹曹操…連合軍の指導者として汜水関攻めを計画した。
 
三国志での役割
吉川英治三国志』でも、汜水関は董卓討伐戦の初期に登場する重要な戦場である。華雄董卓から五万の兵を託されて汜水関を守る場面や、孫堅が先鋒を志願し奮戦する描写がなされており、英雄たちの武勇や名声を示す舞台となっている。
「汜水」登場回数
合計: 19回
0 4 9 13 18 0 桃園の巻 18 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前