蹇碩

冒頭
蹇碩(けんせき)とは、後漢末の宮廷で勢力をふるった宦官集団である十常侍の一人で、霊帝の病中から皇位継承と政変に関わる策動を行った人物です。
 
生涯
霊帝が重病となり、何后の皇子弁と、王美人の皇子協の後継争いが宮中で深まると、蹇碩は協皇子を皇太子に立てるため、障害となる何后の兄・大将軍何進を先に誅するよう霊帝に勧めたとされます。
その後、霊帝崩御と新帝擁立をめぐる混乱の中で、袁紹が「陰謀の首魁」として蹇碩を捜索・追跡し、蹇碩は逃走の末に槍で突き殺され、殺害者は郭勝とも一兵士とも伝わる、という形で最期が語られます。
 
人物像
宮中の権力機構を背景に、皇位継承へ介入し、政敵の排除を企図する策士として位置づけられます。何進側からは「自分を殺そうと謀った」相手として認識されています。
 
関係人物
霊帝に近侍して意向へ働きかける立場として描かれ、何進排除の主張を霊帝へ進言しています。
また、宮中警備に就いた若き曹操が、蹇碩の「身寄りの者」を禁を破ったとして処罰した逸話があり、蹇碩の勢威が宮廷周辺にも及んでいたことが示されます。
 
有名なエピソード
協皇子擁立のため何進を先に誅すべきだと霊帝へ説く策動、ならびに袁紹の追及を受けて殺害される顛末が主要な出来事です。
 
史実との違い
吉川三国志では十常侍の一員として継嗣問題の策動と何進暗殺計画の中心に置かれる一方、史実では霊帝の近臣宦官として西園軍の統率など軍権とも結びついた点がより強く語られることがあります。
「蹇碩」の基本情報
総登場回数
9回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (9回登場)
「蹇碩」登場回数
合計: 9回
0 2 4 6 9 9 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約7時間前