郭勝

冒頭
郭勝(かくしょう)とは、後漢末の宮中で権勢をふるった宦官集団「十常侍」の一人として描かれる人物です。十常侍が君側の権を握り、後宮にも勢力を張って朝政へ影響した存在として位置づけられます。
 
生涯
霊帝崩御前後、宮廷内では十常侍と外廷(大将軍何進ら)との対立が先鋭化し、宮中は混乱に陥ります。郭勝はこの渦中で、十常侍の同輩とともに追討の対象となり、乱入した兵に追われて西宮翠花門付近まで逃れるものの、射られて瀕死となったところを斬殺されたと記されています。
 
人物像
十常侍の一員として、宮中の政務に関与しうる地位にあった「内官」の典型として扱われます。十常侍が枢密に結束し、政事に参与したことが説明されており、郭勝もその系譜に連なる人物として理解できます。
 
関係人物
蹇碩(けんせき)との関係が示唆され、宮中混乱の際に蹇碩を突き殺したのが「同じ仲間の十常侍・郭勝であったともいわれている」と、下手人が確定しない形で言及されます。
また、同輩の趙忠(ちょうちゅう)とともに翠花門へ逃走し、同じ局面で討たれたことが記されています。
 
有名なエピソード
宮中捜索の混乱の中で、蹇碩の死に郭勝が関わった可能性が語られ、十常侍内部の疑心や同輩間の利害対立をうかがわせる一件として置かれています(ただし断定はされません)。
 
史実との違い
吉川三国志では、蹇碩殺害への関与が「ともいわれている」と伝聞形で添えられ、同時期の混乱の中での描写に重点が置かれています。
「郭勝」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (2回登場)
「郭勝」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 2 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前