鮑忠

鮑忠(ほうちゅう)とは
 
後漢末期の武将で、孫堅軍に属した人物。『三国志演義』や吉川英治三国志』に登場するが、史実では存在が不確かで記録はほとんど残っていない。
 
生涯
 
董卓を討つために結成された反董卓連合軍の一員として孫堅の旗下に属した。汜水関の戦いで董卓軍の猛将・華雄に挑んだが、力及ばずに斬られて討死した。その戦死は孫堅軍にとって痛手となり、華雄の強さを際立たせることになった。
 
人物
 
勇敢で忠義に厚い武将として描かれる。大軍の中で自ら先陣を切って挑む姿は、武人としての誇りと忠節を象徴している。しかし、物語の展開上は「華雄の強さを見せるための犠牲」として位置づけられている。
 
関連する人物
 
孫堅:主君。鮑忠はその麾下の武将であった。
華雄董卓軍の猛将。鮑忠を討ち取った相手。
 
吉川英治三国志』での扱い
 
吉川の小説でも、鮑忠は孫堅の将として登場し、華雄に挑んで散る。描写は短いながらも、関羽華雄を討つ前段階で緊張を高める役割を果たし、物語に厚みを加えている。
「鮑忠」の基本情報
総登場回数
6回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (6回登場)
「鮑忠」登場回数
合計: 6回
0 1 3 4 6 0 桃園の巻 6 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前