滎陽

滎陽(けいよう)とは
後漢から三国時代にかけての地名で、現在の河南鄭州市滎陽市付近にあたります。
 
歴史
古代中国における交通の要衝であり、黄河洛陽を結ぶ重要な地点でした。戦略上の価値が高く、秦末の陳勝・呉広の乱や楚漢戦争でも戦場となった地です。漢の高祖劉邦項羽と戦った「滎陽の戦い」でも知られます。
 
三国志における扱い
三国志の時代にも、滎陽は洛陽近郊の要地としてたびたび登場します。董卓洛陽から長安へ遷都する際の経路周辺として、また曹操中原で勢力を広げる過程でも触れられます。
 
関連する人物
劉邦項羽(楚漢戦争における滎陽の攻防)
董卓洛陽遷都の際に周辺を通過)
曹操中原掌握の過程でこの地を押さえる)
 
吉川英治三国志』での扱い
吉川版『三国志』では、滎陽は主に地理的な要所として描かれ、洛陽周辺の戦いの舞台転換にしばしば登場します。歴史的背景として「古来より兵争の地」とされ、乱世の象徴的な土地の一つとして表現されています。
「滎陽」登場回数
合計: 14回
0 2 5 7 10 0 桃園の巻 10 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 2 孔明の巻 0 赤壁の巻 2 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前