丹陽兵
冒頭
丹陽兵(たんようへい)とは、揚州の丹陽郡に属する兵士、または丹陽出身者を中核に編成された部隊を指す呼称です。地名を冠して「どこの兵か」を示す言い方で、同郷の結束や地縁を基盤にした軍勢として扱われます。
概要
丹陽は江東の要地の一つで、呉の支配圏に含まれる地域として物語にも現れます。孫権の弟の孫翊が丹陽太守として赴任し、当地で政務と軍事を担ったこと、事件を受けて孫権が丹陽へ急行したことが記されています 。このような丹陽の行政・軍事上の位置づけが、「丹陽兵」という呼び名の背景になります。
意味
後漢末から三国期にかけて、兵は徴発地・出身地でまとめて運用されることが多く、丹陽兵も「丹陽の地から集めた兵」「丹陽の人々を主体とする兵」といった含意を持ちます。地方軍閥が勢力を広げる過程では、こうした地域兵が動員の基礎となりました。
関連人物
史実との違い