劉母公

冒頭
劉母公(りゅうぼこう)とは、吉川英治三国志』で劉備玄徳)の母を敬って呼ぶ称です。作中では、義兄弟の契りを結んだ張飛が「尊敬すべきおっ母さん」として席へ迎えようとし、劉備の家族的背景を示す存在として扱われます。
 
生涯
楼桑村劉備の家を守り、来訪する張飛関羽らも迎え入れて歓待し、劉家の来歴を語るなど、劉備義兵へ踏み出す前段に位置する人物として描かれます。
 
人物像
息子の交友関係に安易に迎合せず、張飛に対しても礼を受けつつ、劉備を「叱咤して下さい」と求め、当事者意識と家の規律を重んじる態度を示します。
 
血縁
劉備劉玄徳)の母。作中では「母者人」「母公」などの呼称で現れ、劉備の家系意識と結びつけて語られます。
 
関係人物
劉備にとっては行動規範を与える近親者であり、張飛関羽にとっては劉備と結ぶ関係を家族単位へ拡張する媒介となります。張飛が酒席に「劉母公がいないという法はない」として連れ出そうとする場面は、その位置づけを端的に示します。
 
有名なエピソード
劉備が旅の後に持ち帰った茶を、母が蟠桃河へ投げ捨て、続いて劉備の佩剣が先祖伝来の剣でないことを問いただし、家の重みを踏み外したとして叱責するくだりがある。
 
史実との違い
吉川三国志での劉母公は行動と言葉をもって劉備を厳しく規定する人物として具体化される一方、史実や一般的な演義では劉備の母の事績は比較的記述が少ない。
「劉母公」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (2回登場)
「劉母公」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 2 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前