夏侯
夏侯(かこう)とは
夏侯惇(かこうとん)
曹操の従兄で、武勇に優れた武将。若い頃に義に厚い性格で知られ、曹操の挙兵に最初から従った腹心の一人。戦場で左目を射抜かれて失明したが、それでも奮戦し続けたことで「盲夏侯」と称された。魏の建国後も重臣として厚遇された。
夏侯淵(かこうえん)
人物像
夏侯一族は勇猛さと忠義で知られ、曹操の魏を支える武門として評価された。惇は「義に篤い豪将」、淵は「機動戦の名手」として対照的な個性を持つ。
吉川版『三国志』では、夏侯惇は曹操の腹心として常に傍らに描かれ、片目を失ってもなお忠義を尽くす姿が印象的に語られる。夏侯淵は西方の戦での勇将として描かれるが、黄忠との一騎打ちで討たれる場面が物語の山場の一つとなっている。
関連する人物
・曹操(従兄弟であり主君)
「夏侯」の基本情報
総登場回数
320回
活動期間
9巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
図南の巻
(114回登場)