県城

冒頭
県城(けんじょう)とは、県の政庁が置かれた中心都市であり、防衛のため城壁を備えた城郭都市を指す語です。吉川英治三国志』では「この地方県城を預かっておられた領主」など、地域支配の拠点として用いられます。
 
概要
後漢末から三国期の地方統治は、郡の下に県を置く行政区分を基本とし、県城は徴税・司法・治安維持・兵站など実務の中心となりました。作中でも、黄巾賊の乱入で「県城は焼かれ」たと語られ、県城の掌握が地域秩序の崩壊や回復と直結する拠点として扱われます。
 
意味
「県城」は「県」と「城」から成り、県の中心部たる役所所在地の城郭を意味します。文脈上、単なる町名ではなく、城門・城壁・官衙を含む行政と軍事の複合拠点として現れ、攻防の対象となります。たとえば劉備勢が「県城」をめぐって防戦し、情勢により「いったん城を捨てて」退く場面が描かれます。
 
関連人物
県城には県の官吏や地元勢力が関わります。作中では、県の官職として県尉(治安担当)にある劉備が県政に携わり、また城長の娘が県城の旧領主側の人物として語られるなど、県城が官と豪族・家臣団の結節点であることが示されます。
 
史実との違い
吉川三国志では県城が一様に城郭都市として描かれやすいが、史実上は県治所在地でも城壁の規模や軍事的重要度は地域・時期により差があり得る、という点が異同となりうる。
「県城」登場回数
合計: 23回
0 2 5 8 11 11 桃園の巻 0 群星の巻 9 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 3 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前