紫金殿

冒頭
紫金殿(しきんでん)とは、後漢王朝の都・洛陽宮城に属する大殿の一つとして語られる、天子の政務や儀礼の中心となる殿舎です。宮門や楼閣とともに禁中の主要建築を構成します。
 
概要
作中では、紫金殿は洛陽宮殿の代表的建築として挙げられ、勾欄などの付属部分を備えた壮麗な殿宇として扱われます。遷都や戦乱によって宮城が損なわれる局面では、宮門・城楼・諸施設と並んで「伝統の形見」に数えられる存在として位置づけられます。
 
歴史
洛陽から長安への遷都が強行された際、董卓の命により洛陽全域が焼かれる中で、紫金殿も他の宮殿施設とともに炎上した建築として示されます。これにより、帝室・公卿百官を含む都人が混乱のうちに都外へ退く状況が生じ、王朝の権威の象徴である宮城の喪失が、政治秩序の動揺と結びつけられます。
 
関連人物
董卓遷都に伴う焼き払いを主導する権力者として、紫金殿を含む宮城を捨て去る側に立って描かれます。炎上の中で「帝王、皇妃、皇族たち」も車駕で避難するため、紫金殿は天子の居所であった禁中の建築群として間接的に関わります。
 
史実との違い
吉川三国志では紫金殿を洛陽宮城の代表的殿舎として集約的に示す一方、史実・史料上の宮殿建築の呼称や配置は時代・記録によって差があり、名称の用いられ方は必ずしも一様ではありません。
「紫金殿」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前