銭塘
銭塘(せんとう)とは
歴史的背景
銭塘は春秋戦国時代には越国の領地であり、のちに呉越文化の中心地として知られた。唐代以降、特に銭塘江の河口は潮の干満で有名となり、「銭塘の大潮」は中国八景のひとつとして数えられる。経済的にも南宋の都・臨安(現在の杭州)が置かれたことで大きく栄えた。
三国志との関係
吉川英治『三国志』や正史三国志において、銭塘そのものが主要な舞台として登場することはない。物語の本筋からは外れた地域であり、荊州や揚州に比べると軍事的な関与はほとんどなかった。むしろ、後世において呉越や南宋の舞台として有名になる地である。
まとめ