陶太守

冒頭
太守(とうたいしゅ)とは、徐州を治めた陶謙(とうけん)を、郡の長官である太守として呼ぶ敬称・呼称です。吉川英治三国志』では「徐州太守陶謙」として登場し、老境の地方長官として描かれます。
 
生涯
陶謙徐州の長官として在任中、曹操の父・曹嵩(そうすう)一行を郡境まで出迎えて厚遇し、護衛の兵まで付けて送り出します。 しかし、その護衛役の張闓が道中で凶変を起こして曹嵩らが殺害され、曹操はこれを陶謙の責として「不倶戴天の仇敵」と断じ、報復軍を起こして徐州へ侵攻します。
攻勢の中で陶謙は、自身の不徳として身を縛って曹操に首を差し出し、城兵や百姓の助命を乞う意向を示しますが、諸将はこれを退け、援軍を求める方策を取ります。
 
人物像
作中の陶謙は、曹操の盛名を慕い礼を尽くす温厚さを持つ一方、戦乱の責任を自らに引き受けて民の命を守ろうとする統治者として位置づけられます。
 
関係人物
劉備玄徳)とは、曹操の包囲下の徐州で対面し、救援に感涙して迎えます。 また病床では、後継者として劉備徐州を託す意思を固め、糜竺陳登ら重臣もこれを支えます。
 
有名なエピソード
陶謙劉備を上座に据えると太守の佩印を解き、「今日からは、この陶謙に代って、あなたが徐州太守として…」と譲位を申し出ます。 その後も病床で「安心して死ぬことができない」として受諾を迫り、劉備が固辞するうちに死去し、徐州は喪に服します。
 
史実との違い
史実では陶謙の官職は徐州刺史として語られることが多く、劉備への領有の継承は小説的脚色として扱われやすい点が異なります。
「陶太守」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前