烏林

冒頭
烏林(うりん)とは、長江流域の赤壁と対をなして語られる地名で、赤壁の会戦では北岸側の戦場・陣地として扱われる土地です。現今の地理としては湖北嘉魚県付近の南北両岸にわたる、水陸の入り組んだ地域として説明されます。
 
概要
赤壁方面の会戦において、烏林は赤壁と向かい合う北岸の拠点として現れ、烏林湾の水面が炎上する場面や、烏林・赤壁両岸へ火勢が及ぶ状況が記されます。
 
歴史
赤壁の戦いの局面では、呉の周瑜が船団を進めて烏林・赤壁の間へ進出し、水陸両軍を督励する戦域として描かれます。 また、曹操は追撃を受けつつ烏林の岸へ逃げ上がり、なお周辺一帯が火焔と熱風に包まれている状況に置かれます。
 
関連人物
呉では呂蒙が烏林へ渡って甘寧と協同するよう命じられ、烏林方面が追撃・挟撃の作戦線の一つとなります。 蜀では諸葛亮趙雲に烏林の小路での待ち伏せを命じ、烏林から南郡へ通じる道と荊州へ分かれる道がある要地として扱われます。
 
史実との違い
吉川三国志では赤壁の戦場を湖北嘉魚県付近の南北両岸にまたがる地域として説明するが、史実の「烏林」の比定地には異説もあり、用例も陣地名としての性格が強い場合があるとされます。
「烏林」登場回数
合計: 19回
0 3 7 11 15 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 3 赤壁の巻 15 望蜀の巻 1 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約7時間前