符宝郎

冒頭
符宝郎(ふほうろう)とは、帝室の玉璽や宝器を守護し、必要に応じてそれらを出納・管理するための役名です。
 
概要
吉川英治三国志』では、後漢王朝の宮廷で「玉璽や宝器」を守る職として説明され、皇帝権威の核心に直接かかわる官職として位置づけられています。
 
意味
「符宝」は君主の権威を証する印信や宝物を指し、その管理担当者が「郎」として置かれる、という語感を持ちます。玉璽は詔命や正統性の象徴であり、これを誰が掌握するかは政権の帰趨に直結します。
 
作中での用例
魏の勢力が宮中玉璽の提出を迫る場面で、曹休曹洪が剣を帯びたまま「符宝郎はどこにいるか」と叫んで探索し、符宝郎の祖弼がこれを拒んで殺害されます。玉璽を「天子の御宝」として臣下の手に触れさせまいとする姿勢が、符宝郎の職掌の重さを示す筋立てになっています。
 
関連人物
祖弼(そひつ):作中で符宝郎の職にある老朝臣として登場し、玉璽の引き渡し要求を拒む人物。
曹休曹洪玉璽の提出を強要する側として登場し、宮廷権力の実力行使を体現します。
 
史実との違い
吉川三国志では符宝郎を玉璽・宝器の守護職として明確に説明し祖弼の事件に結びつけますが、人物・事件の具体像は史実や『三国志演義』と一致しない可能性があります。
「符宝郎」登場回数
合計: 12回
0 1 3 4 6 0 桃園の巻 0 群星の巻 6 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 6 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前