韓馥

韓馥(かんふく)とは
後漢末の群雄のひとりで、冀州牧を務めた人物。黄巾の乱や董卓の専横に対抗する過程で名を残した。
 
生涯
韓馥は冀州の牧として河北を統治していた。董卓洛陽を牛耳ると、袁紹劉岱らとともに反董卓連合に参加する。
しかし優柔不断な性格で、決断力を欠いた。やがて袁紹河北の覇権を狙うと、韓馥は圧力に屈し、冀州を譲り渡してしまった。その後は勢力を失い、自ら命を絶ったと伝えられる。
 
人物
名望はあったが、剛毅さに欠ける人物と評される。冀州という豊かな地を治めながらも、袁紹の強引な策略に抗しきれず、群雄割拠の大局から退場した。
 
関連する人物
袁紹:韓馥を威圧して冀州を奪い、河北の覇者となった。
劉岱孔伷:反董卓連合でともに名が挙がる諸侯。
 
有名なエピソード
袁紹冀州を狙った際、韓馥は群臣の進言に迷い続け、最終的に城を譲ってしまった。この場面は「優柔不断な敗者」としての韓馥の象徴である。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版でも「冀州袁紹に譲った男」として短く描かれ、人物像は史実同様に弱腰で決断力に欠けるものとして表現される。
「韓馥」の基本情報
総登場回数
16回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (15回登場)
「韓馥」登場回数
合計: 16回
0 3 7 11 15 1 桃園の巻 15 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前