何進(かしん)とは 何進は、後漢末期の大将軍で、霊帝の皇后である何皇后の兄。もとは屠殺業を営む庶民の出であったが、妹が皇后となったことで急速に出世し、やがて宦官討伐を試みたが逆に殺害された。 生涯 何進はもとは屠夫で...
夏輝(かき)とは 夏輝は、後漢末期の宦官であり、張譲・趙忠らと同じく十常侍の一人に数えられる人物である。後漢王朝の衰退を象徴する宦官勢力の一員として名が残っている。 生涯 夏輝は後宮に仕える宦官で、霊帝に近侍し、十常...
段珪(だんけい)とは 段珪は、後漢末期の宦官であり、十常侍の一人として知られる。霊帝の時代に張譲・趙忠らとともに権勢を振るい、朝廷を腐敗させた。 生涯 段珪は宦官として後宮に仕え、やがて霊帝に近侍して権力を持つように...
趙忠(ちょうちゅう)とは 趙忠は、後漢末期の宦官で、十常侍の一人。張譲と並んで霊帝の寵愛を受け、朝廷の腐敗を招いた人物である。 生涯 趙忠は宦官として宮中に仕え、霊帝の信任を得て権勢を振るった。張譲らとともに「十常侍...
張譲(ちょうじょう)とは 張譲は、後漢末期の宦官であり、十常侍の筆頭格として知られる。権勢を振るい、霊帝を操って国政を乱した人物の一人である。 生涯 張譲は霊帝に取り入って宦官勢力の中心となり、同僚の趙忠らとともに十...
孫堅(そんけん)、字は文台(ぶんだい)とは 孫堅は、後漢末期の武将で「江東の虎」と称された人物。呉の創始者である孫権の父であり、孫策の父でもある。字(あざな)は文台。三国志の物語では、孫呉の礎を築いた英傑として登場する。 生...
陽城(ようじょう)とは 陽城は、後漢から三国時代にかけて存在した地名で、現在の中国河南省登封市一帯にあたる。中原の南部に位置し、戦乱の時代には戦略上の一地点として登場する。 歴史的背景 陽城は河南の中部に属し、洛陽か...
張繡(ちょうしゅう)とは 張繡は、後漢末期の群雄の一人で、宛城(現在の河南省南陽市)を本拠とした武将である。曹操を苦しめた宛城の戦いで有名。 生涯 張繡は南陽の豪族で、董卓が長安で専横を振るった際にはその陣営に属して...
董卓(とうたく)とは 董卓は、後漢末期に登場した軍人・政治家で、三国志において悪名高い暴君として描かれる人物である。涼州(現在の甘粛省あたり)の出身で、戦乱の中で頭角を現した。 生涯 董卓は西方辺境の涼州の豪族出身で...
孫子(そんし)とは 孫子とは、中国春秋時代の兵法家・孫武(そんぶ)のこと、または彼の著した兵法書『孫子兵法』を指す。世界最古にして最も有名な兵法書のひとつであり、「兵学の聖典」と呼ばれる。三国志の時代においても必読の戦略書で、...
呉子(ごし)とは 呉子とは、中国戦国時代の兵法書のひとつであり、著者は呉起(ごき)とされる。『孫子』と並んで古代中国の代表的な兵法書に数えられる。三国志に直接登場する人物ではないが、兵法書として後世の将軍たちに大きな影響を与え...
朱雋(しゅしゅん)とは 朱雋は、後漢末期の武将で、黄巾の乱において官軍を率いた将軍の一人である。史実でも登場する人物であり、『三国志』(陳寿著)にも記録が残る。 生涯 朱雋は後漢の武将として官に仕え、黄巾の乱が起こる...
皇甫嵩(こうほすう)とは 皇甫嵩は、後漢末期の武将であり、黄巾の乱を平定した名将のひとりとして知られる。三国志の正史(陳寿『三国志』)にも記録され、吉川英治『三国志』や『三国志演義』でも登場する。 生涯 皇甫嵩は扶風...
盧植(ろしょく)とは 盧植は、後漢末期の儒学者であり、政治家・武将でもあった人物である。三国志においては、劉備の師として知られ、彼の若き日々に大きな影響を与えたことで重要な存在となっている。 生涯 盧植(紀元?〜19...
鄧茂(とうも)とは 鄧茂は、後漢末期の黄巾の乱において張角の弟である張梁の部下として登場する人物である。『三国志演義』や吉川英治『三国志』に登場するが、正史の『三国志』(陳寿著)にはほとんど記録がない。 生涯 鄧茂は...
鄒靖(すうせい)とは 鄒靖は、後漢末期に黄巾賊討伐に派遣された将軍の一人である。正史『三国志』にも登場する歴史上の人物で、吉川英治『三国志』でも劉備の若き頃のエピソードで描かれている。 生涯 鄒靖は後漢の将軍で、黄巾...
一 酒宴のうちに、曹操は、陳登の人間を量り、陳登は、曹操の心をさぐっていた。 陳登は、曹操にささやいた。 「呂布は元来、豺狼のような性質で、武勇こそ立ち優っていますが、真実の提携はできない人物です。――こういったら丞相は...
一 今朝、賈詡のところへ、そっと告げ口にきた部下があった。 「軍師。お聞きですか」 「曹操のことだろう」 「そうです」 「急に、閣を引払って、城外の寨へ移ったそうだな」 「そのことではありません」 「では、...
桃園の巻黄巾賊流行る童歌白芙蓉張飛卒桑の家橋畔風談童学草舎三花一瓶義盟転戦檻車秋風陣十常侍打風乱柳岳南の佳人故園乱兆舞刀飛首蛍の彷徨い呂布赤兎馬春園走獣白面郎「曹操」# 群星の巻偽忠狼心競う南風江東の虎関羽一杯の酒虎牢関洛陽落日賦生死...
一 董承に対面を強いて、客堂で出会うとすぐに曹操は彼にただした。 「国舅のお手もとへは、予から出した招待の信箋が届かなかったであろうか」 「いや、ご書箋はいただいたが、折返して不参のおもむきを、書面でお断り申しあげてある」...
一 ひとまず、江東も平定した。 軍勢は日ましに増強するばかりだし、威風は遠近をなびかせて、孫策の統業は、ここにその一段階を上がったといってよい。 「ここが大事だ。ここで自分はなにをなすべきだろうか?」 孫策は自問自...
一 汜水関のほうからは、たえず隠密を放って、寄手の動静をさぐらせていたが、その細作の一名が、副将の李粛へ、ある時こういう報告をしてきた。 「どうもこの頃、孫堅の陣には、元気が見えません。おかしいのは兵站部から炊煙がのぼらないこ...
一 出稼ぎの遠征軍は、風のままにうごく。蝗のように移動してゆく。 近頃、風のたよりに聞くと、曹操の古巣の兗州には、呂布の配下の薛蘭と李封という二将がたて籠っているが、軍紀はすこぶるみだれ兵隊は城下で掠奪や悪事ばかり働いている...
一 遷都以後、日を経るに従って、長安の都は、おいおいに王城街の繁華を呈し、秩序も大いにあらたまって来た。 董卓の豪勢なることは、ここへ遷ってからも、相変らずだった。 彼は、天子を擁して、天子の後見をもって任じ、位は諸大...
一 驢は、北へ向いて歩いた。 鞍上の馬元義は、ときどき南を振り向いて、 「奴らはまだ追いついてこないがどうしたのだろう」と、つぶやいた。 彼の半月槍をかついで、驢の後からついてゆく手下の甘洪は、 「どこかで道を...