丞相府
冒頭
概要
丞相は皇帝を補佐する最高位級の官職で、丞相府はその執務の中心となる施設を指します。府には文書作成や人事、軍令の伝達、来客の取次などの機能が集まり、門や宿直の番士など警備体制も備えた権力中枢として描かれます。吉川英治『三国志』では、洛陽の丞相府で董卓の側近・李儒が早馬の報告を受けて丞相に急報する場面があり、非常時の情報集約点として扱われます。
意味
関連人物
曹操の時代には、許都の丞相府が政権運営の中心として機能し、袁紹の使者が丞相に書簡を披露するため訪れるなど、対外交渉の窓口にもなります。 また劉備が丞相府へ召され、関羽・張飛が後を追う場面もあり、丞相府が人質的召喚や監視の舞台にもなり得ることが示されます。
史実との違い