公台

冒頭
公台(こうだい)とは、陳宮(ちんきゅう)の字(あざな)です。曹操董卓暗殺未遂ののち逃亡する途上で、陳宮が名乗って同行し、官を棄てて義兵を集めようとする場面で「陳宮 字を公台という者」と示されます。
 
生涯
吉川英治三国志』では、陳宮中牟関門曹操を捕えながらも救けたことがその後の運命の起点となり、のちに曹操と敵対する側へ回った因縁が語られます。
呂布配下では謀士として策をめぐらし、玄徳劉備)と曹操の往復書簡をめぐる事件を呂布に告げて出兵を促すなど、情報と判断で主君を動かす役を担います。
下邳などでの戦局が進むと、曹操の前に引き出され、かつて助けた相手から冷然と遇される対面が描かれます。
 
人物像
呂布への直言をためらわない「忠諫の士」として位置づけられ、主君の不行状や判断の揺れに対しても諫め、軍略の実行を求めます。
一方で、呂布の優柔不断や失策に対しては激しく言い切り、主従の緊張が表面化することもあります。
 
血縁
家族が東郡の近くに住むことが語られますが、具体的な親族関係は作中では詳述されません。
 
関係人物
曹操とは、逃亡途上で意気投合して同行する関係から始まり、のちに敵として対面する因縁へ転じます。
呂布には参謀として仕え、城内外から挟撃する「掎角の計」を献じるなど軍略面で支えます。
また、臧覇らとともに動員されるほか、孫観・呉敦ら泰山の賊勢力を利用して作戦を組み立てる場面があります。
 
有名なエピソード
呂布曹操の降伏勧告に心を動かされた局面で、陳宮曹操を「曹賊」と呼んで拒絶し、矢を放って応じる場面は、陳宮の対曹操姿勢を端的に示します。
 
有名なセリフ
「やよ曹賊。汝は、若年の頃から口先で人をだます達人だが、この陳宮がおる以上、わが主君だけは欺かれんぞ」
 
史実との違い
吉川三国志での扱いと史実や演義との違いとして、曹操を逃亡途上で助けた因縁や、呂布への忠諫と対曹操の強硬姿勢が、人物の軸として特に強く整理されて描かれます。
「公台」の基本情報
総登場回数
1回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (1回登場)
「公台」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前