泰山

冒頭
泰山(たいざん)とは、中国山東(さんとう)地方を代表する山岳で、吉川英治三国志』では周辺一帯を含む地理的呼称としても用いられ、泰山の名を冠した官職や賊勢力が作中に現れます。
 
概要
作中では「泰山の太守応劭(おうしょう)が登場し、泰山が郡(泰山郡)として行政区画化され、太守・郡丞などの官が置かれていたことが示されます。
また、瑯琊(ろうや)の位置説明として「山東省・泰山の南方」と記され、泰山が地方の方角・位置関係を示す基準地名として機能します。
 
歴史
後漢末の動乱期には、郡県の統制がゆるむ地域で武装集団が生まれやすく、作中でも「泰山の強盗群」として孫観・呉敦・尹礼・昌豨らが三万余を糾合した勢力として描かれます。
このように泰山は、宗教的・地理的名声だけでなく、戦乱期の治安・軍事情勢を語る際の舞台ともなっています。
 
関連人物
応劭は「泰山の太守」として作中に言及されます。
諸葛珪は「泰山の郡丞」を務めた経歴として記され、諸葛一族の出自説明に組み込まれます。
孫観・呉敦・尹礼・昌豨らは「泰山の強盗群」として曹操軍の進撃局面に関わります。
 
史実との違い
吉川三国志では泰山を、泰山郡などの行政地名と結びつけつつ、賊勢力の拠点として整理して示す点に叙述上の取捨選択が見られます。
「泰山」登場回数
合計: 20回
0 1 3 5 7 1 桃園の巻 3 群星の巻 7 草莽の巻 0 臣道の巻 5 孔明の巻 1 赤壁の巻 0 望蜀の巻 1 図南の巻 1 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前