洛陽大乱

冒頭
洛陽大乱(らくようたいらん)とは、後漢末に都・洛陽をめぐって政権中枢が崩れ、遷都・焼亡・略奪・混戦が連鎖した一連の騒乱を指す、三国志世界の歴史的事件です。
 
概要
吉川英治三国志』では、董卓遷都を強行し、期限を切って宮門・城楼・官衙・市街に放火して洛陽全域を焼き払う命を出したことが、大乱の中心的な契機として描かれます。 この焼亡は、都の権威と行政基盤を破壊し、朝廷公卿百官・民衆の離散を招く出来事として位置づけられます。
 
歴史
洛陽の荒廃は象徴的な損失にとどまらず、後日の権力闘争にも影響します。作中では、天子の印章である伝国の玉璽が「洛陽の大乱のみぎりに紛失した」とされ、その後、孫堅禁門の古井戸から発見して持ち帰ったという風説が語られます。 こうした宝器の所在が、袁術らの野心と結びつく政治問題になる背景として扱われます。
 
関連人物
董卓遷都と放火を命じた実権者として、大乱の直接原因に関与します。 また作中では、呂布董卓を裏切った経緯と結びつけて「洛陽にあの大乱をかもした」ことが回想され、洛陽の動乱が人物評や断罪の論拠にも用いられます。
 
史実との違い
吉川三国志では、洛陽の焼亡・玉璽紛失(孫堅発見説)・呂布の行動など、複数の事件を「洛陽大乱」として一体的に想起させる叙述が強く、史実の時系列や伝承差(演義的要素を含む)を整理した史書的記述とは扱いが異なります。
「洛陽大乱」登場回数
合計: 2回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前