譙周

冒頭
譙周(しょうしゅう)とは、蜀の朝廷に仕えた文官で、典礼や故実に通じ、必要に応じて上奏文の起草や史官的立場からの諫言にあたった人物です。劉備漢中王に即く際、その旨を天子に奏するための表を作成した者として登場します。
 
生涯
作中では、劉備政権下で「文官」として表の起草を担い、のちには太史として朝臣の不安を代表して諸葛亮を訪ね、北伐決行の是非をめぐって意見を述べる立場に置かれます。 また、光禄大夫として許靖らとともに故典事例の調査を命じられ、伝国の玉璽に関わる典礼上の検討にも関与します。
 
人物像
国家の大方針に対しては、官僚的手続や史官の視点から慎重に臨む人物として扱われます。諸葛亮の北伐に際しては、蜀の兵力・財力など国情への懸念を背景に諫めに赴き、これに対して諸葛亮が兵制・財源の備えを具体的に説いて不安を解く流れが示されます。
 
関係人物
劉備漢中王即位に際しては、孔明以下の重臣が進言を重ねたのち、譙周が表の作成を担います。 諸葛亮とは、北伐をめぐる諫言の相手として直接対座します。 また許靖とは、故実調査の場面で並び称されます。
 
有名なエピソード
劉備漢中王即位にあたり、正式な奏上のための表を作ったこと。
諸葛亮の北伐に対し太史として諫めに赴くが、蜀の塩鉄国営や錦の増産・交易など財政基盤の説明を受けて退くこと。
伝国の玉璽をめぐり、許靖らとともに故典事例を調べること。
 
史実との違い
史実の譙周は蜀漢の学者・史官として知られ、政治的にも発言した人物とされるが、吉川三国志では主として典礼・故実に明るい朝臣として、上奏文起草や諫言の場面に配される形で描かれます。
「譙周」の基本情報
総登場回数
5回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
図南の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
出師の巻 (4回登場)
「譙周」登場回数
合計: 5回
0 1 2 3 4 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 1 図南の巻 4 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前