寿春城

冒頭
寿春城(しゅしゅんじょう)とは、淮南(わいなん)地方に置かれた城郭都市で、吉川英治三国志』では袁術(えんじゅつ)が根拠とする州府としてしばしば語られる城です。
 
概要
作中で寿春城は、袁術が勢力を集めて「八門をかたく閉ざし」籠城を図る中枢として描かれ、周辺の地理として淮河(わいが)の流れや淮南一帯の町々が見渡せる位置づけが示されます。
 
歴史
袁術寿春城に拠って大勢力を誇る存在として扱われます。 一方で、曹操劉玄徳劉備)・呂布が連合して南進し、寿春を攻める段では、袁術が城に退いて長期戦を決意し、城外から三方面の圧力が迫る構図が組まれます。 また寿春近郊は水害により荒廃し、攻城側の兵站が苦しくなる事情も描かれます。
 
関連人物
袁術寿春城を本拠として籠城・脱出をめぐる決断を迫られ、城の守備には李豊(りほう)らが置かれます。 攻め手として曹操が主導して総攻撃を命じ、城内へ突入して「偽宮」などが焼かれる展開があります。 孫策(そんさく)もかつて寿春城の袁術の門に食客として身を寄せた人物として位置づけられ、のちに外から寿春へ圧力を加える側に回ります。
 
史実との違い
吉川三国志では袁術の末路に関わる軍事・政治の結節点として寿春城が集中的に扱われますが、史実や演義で知られる寿春の経緯に対し、攻城戦の具体的描写や焼亡の細部には小説的構成が含まれます。
「寿春城」登場回数
合計: 9回
0 1 3 5 7 0 桃園の巻 0 群星の巻 7 草莽の巻 1 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前