崔毅

崔毅(さいき)とは
崔毅は吉川英治三国志』に登場する人物で、史実には見られない架空の人物。後漢末期、十常侍の乱によって混乱する洛陽から逃れた霊帝の子(新帝)と陳留王を匿い助ける役割を果たしている。
 
生涯(物語上の役割)
十常侍の専横と何進暗殺によって宮中が大乱となった際、霊帝の皇子と陳留王は逃走した。その途中、田舎の邸に隠れ住んでいた崔毅のもとにたどり着く。崔毅は彼らを粥でもてなし、厩から痩せ馬を差し出して再び洛陽へ帰還する助けをした。
彼は司徒崔烈の弟という設定で登場し、宮廷の腐敗に嫌気が差して隠遁していた人物として描かれる。
 
人物
崔毅は田舎に隠れていた清廉な士人として描かれ、皇子を庇護することで忠義の象徴となる。大きな権力を握ることはなく、あくまで乱世の中で「義を忘れない人物」として物語に登場する。
 
関連する人物
霊帝の皇子(後の献帝劉協
陳留王(皇弟)
崔烈(実兄。史実にも登場する後漢の高官)
閔貢河南の掾史。崔毅の邸に現れて皇子らの帰還を助けた)
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川英治三国志』では、崔毅は乱世における無名の義士として描かれ、動乱の中でもなお忠義を貫く民間人の象徴的存在である。史実には見えない創作人物だが、物語に厚みを与える役割を果たしている。
「崔毅」の基本情報
総登場回数
9回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (9回登場)
「崔毅」登場回数
合計: 9回
0 2 4 6 9 9 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
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