方天戟

冒頭
方天(ほうてんげき)とは、三国時代を舞台にした物語で武将が用いる長柄武器・の一種を指す語です。吉川三国志では、主に呂布の得物として描かれ、騎乗のまま大軍の中を斬り抜ける威力を示します。
 
概要
長い柄の先に穂先を備えるの形態で、作中では「画桿の方天」と呼ばれる意匠の柄が言及されます。呂布はこれを馬上で大きく振るい、接近戦での斬撃・薙ぎ払いの双方に用いています。
 
関連人物
  • 呂布虎牢関前後の戦いで、方悦や楽就らの将を方天で斬り伏せる場面が描かれ、猛将の象徴的武器として機能します。
  • 張飛関羽劉備呂布と対峙した折、張飛蛇矛関羽の青龍刀と対をなす武器として登場し、三人がかりの攻防の中でも呂布の手で閃く武器として記されています。
  • 鍾紳長坂の退路で趙雲が遭遇する兄弟将の一人として、方天の妙手とされます。
  •  
    歴史
    物語全体では、名将の個性を印象づける「専用武器」の一つとして頻出し、呂布赤兎馬と並ぶ記号性を帯びて登場します。
    「方天戟」登場回数
    合計: 11回
    0 1 3 4 6 2 桃園の巻 6 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 1 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
    最終更新日: 28日前