冒頭 十七鎮(じゅうしちちん)とは、董卓打倒を名目に関東の諸侯が挙兵した際、連合軍を第一鎮から第十七鎮までの軍勢単位に区分して数えた呼称です。袁紹・曹操らが本営に集まり、戦況挽回の軍議を行う場面でも「十七鎮の諸侯」として一括し...
冒頭 梁東(りょうとう)とは、汜水関付近にある一部落として描かれ、諸侯連合軍(寄手)が布陣・退却の拠点とした土地です。孫堅が汜水関での戦いの後、兵を梁東の辺まで引いたことが示されます。 概要 梁東は、汜水関をめぐる攻...
冒頭 文台(ぶんだい)とは、孫堅(そんけん)の字(あざな)です。吉川英治『三国志』では、孫堅を「名は堅、字は文台」と紹介し、呉郡富春の出であること、孫子の末葉とされることが併記されます。 生涯 孫堅の通称として「文台...
冒頭 呉郡(ごぐん)とは、後漢末から三国期にかけて揚子江下流の江東地方に置かれた郡で、孫氏勢力が南方を押さえるうえで中核となった行政区画です。 概要 吉川英治『三国志』では、呉郡は孫策が江東平定を進める過程で重要地点...
冒頭 十八鎮(じゅうはっちん)とは、董卓討伐を掲げて各地の諸侯が陳留を中心に集合し、軍を「第一鎮」以下の部隊単位に分けて布陣した連合軍の呼称です。会合した勢力は「諸侯十八ヵ国」とも数えられ、陣地が長く連なる大軍として描かれます...
冒頭 汜水関(しすいかん)とは、洛陽へ通じる要路に置かれた関門で、董卓勢が関中・洛陽方面の防衛線として重視した要害です。吉川英治『三国志』では、董卓が華雄に命じて「汜水関へ下って、よく嶮を守り、わが洛陽を安んぜよ」と守備を任せ...
冒頭 皇天后土(こうてんこうど)とは、天をつかさどる神聖な天と、地をつかさどる神聖な地を並べて称え、誓い・祈り・訴えの相手として呼びかける定型句です。吉川英治『三国志』では「皇天后土、祖宗の明霊よ、仰ぎねがわくば、これを鑒せよ...
冒頭 兵符(へいふ)とは、軍の出動や守備の交代などを命じる権限を証明するための符号で、所持者の命令が正当であることを示す軍政上の信任具です。壇上の盟約や任命儀礼では、白旄・黄鉞などの軍権を象徴する器物、印綬と並べて捧持され、総...
冒頭 黄鉞(こうえつ)とは、軍権を象徴する儀仗の一つで、主将や統帥に委ねられる指揮権・処断権を示す鉞(まさかり)です。吉川英治『三国志』では「白旄黄鉞」と並べて、総帥の周囲に立つ親衛・儀仗の標識として描かれます 。 概要 ...
冒頭 白旄(はくぼう)とは、白い獣毛などを飾りとして付した軍中の儀仗で、旗や鉾先の標識として用いられるものです。吉川英治『三国志』では、黄鉞などと並ぶ軍令・権威の象徴として現れます。 概要 「旄」は本来、旗竿や武具の...
冒頭 盟主(めいしゅ)とは、複数の軍勢や諸侯が共同の目的で結ぶ盟約において、全体の指揮・統率を委ねられる中心人物のことです。吉川英治『三国志』では、義兵が蜂起して董卓討伐を目指す諸将が「三軍の盟主」を立て、総軍の首将として戴く...
冒頭 奮武将軍(ふんぶしょうぐん)とは、後漢末の官職体系で用いられた将軍号の一つで、武功を励まし軍事を統率する権限と威信を与えるための称号です。討伐・鎮圧や方面軍の指揮など、軍事的任務を帯びる人物に付されました。 概要 ...
冒頭 允誠(いんせい)とは、後漢末の武人鮑信(ほうしん)が用いた字(あざな)です。吉川英治『三国志』では「済北の相、鮑信、字は允誠」として、反董卓の諸侯が集まる場の名簿的な列挙の中で示されます。 概要 字は、成人後に...
冒頭 河内郡(かだいぐん)とは、後漢の行政区分である郡の一つで、洛陽周辺と河北方面をつなぐ要地として作中に現れる地域です。袁紹が兵をまとめて一時ここへ移り、曹操も敗戦後の退路として河内郡を選ぶ場面があるため、諸勢力の集結地・退...
冒頭 公路(こうろ)とは袁術(えんじゅつ)の字(あざな)です。袁紹(えんしょう)と同族の名門袁氏に属し、諸侯連合では「南陽の太守」袁術として筆頭格に名を連ねます。 生涯 吉川三国志では、袁術は河南・南陽に拠って勢力を...
冒頭 後将軍(こうしょうぐん)とは、後漢末から三国時代にかけて用いられた将軍号の一つで、前将軍・左将軍・右将軍などと並ぶ高位の武官称号です。 概要 将軍号は、朝廷が武人に与える官位であると同時に、軍権や政治的地位を保証する標...
冒頭 許攸(きょゆう)とは、袁紹陣営から曹操へ投降し、官渡の戦局を動かす情報と策をもたらした人物です。吉川英治『三国志』では、曹操と同郷で幼少から面識のある旧友として描かれ、袁紹軍内では不遇な将校であった事情が示されます 。...
冒頭 北海(ほっかい)とは、後漢末の中国で青州に属した郡名で、吉川英治『三国志』では山東省・寿光県に比定される地域として示され、孔融が太守として治める地として登場する土地です。 概要 作中の北海は、孔融の根拠地として...
冒頭 曼成(まんせい)とは、魏の将軍・李典(りてん)の字(あざな)です。吉川英治『三国志』では「山陽・鉅鹿の人で李典、字は曼成」という形で、曹操の檄に呼応して集まる諸将の一人として名が挙げられます。 生涯 李典は曹操...
冒頭 文謙(ぶんけん)とは、魏の武将である楽進(がくしん)の字(あざな、成人後に用いる別名)です。吉川英治『三国志』では、曹操が董卓討伐の檄を飛ばした際に「衛国の生れ、楽進、字は文謙」と名乗って麾下に加わる人物として示されます...
冒頭 衛国(えいこく)とは、周代以来に名が見える古い諸侯国名で、後世には地名・出身地の呼称としても用いられた名称です。吉川英治『三国志』では、曹操のもとへ集う武人の自己紹介に「衛国の生れ」として現れます 。 概要 三...
冒頭 密詔(みっしょう)とは、天子が人目を避けて特定の臣下に下す秘密の詔書です。公的な詔勅と異なり、宮中の監視や権臣の影響を避けて意思を伝えるため、伝達や保管にも秘匿の工夫を伴います。 概要 吉川英治『三国志』では、...
冒頭 夏侯氏(かこうし)とは、曹操の陣営で中核的に用いられる武門の一族です。作中では、夏侯惇・夏侯淵の兄弟が早くから兵を率いて曹操に合流し、曹操の軍の主力将として各地の戦役に参加します 概要 作中で夏侯氏は、曹操の直属軍を支...
冒頭 道尉(どうい)とは、地方の関所や交通の要所などで、守備兵を率い、通行の監察や治安維持を担う尉官です。吉川英治『三国志』では、曹操を捕縛する場面で「関門兵の隊長、道尉|陳宮」として現れ、関門の実務的な指揮官であることが示さ...
冒頭 開封(かいほう)とは、中国河南(かなん)地方にある都市で、後漢末の中原における交通・軍事の要衝の一つです。 概要 吉川英治『三国志』では、曹操の父・曹嵩が住む地として描かれる陳留(ちんりゅう)の位置を示す目安と...