大賢良師

冒頭
大賢良師(だいけんりょうし)とは、黄巾党の首領である張角に与えられた最高位の尊称で、宗教的指導者と政治的首魁の両面を示す称号です。張角は自らこの称号を掲げ、組織の頂点に君臨しました。
 
概要
吉川英治三国志』では、張角が疫病流行の中で符水などの術を用いて人々の信仰を集め、勢力を拡大したのち、弟子や配下を階級化し、軍事組織としても整備した過程の中で「大賢良師」を称したとされます。
 
意味
「賢良師」は徳と教化を担う師を意味し、「大」を冠することで、配下の方師(大方・中方・小方など)を統べる最高権威であることを示します。黄巾党内では部将を「大方」等と呼ぶ一方、張角とその兄弟にのみ「大賢良師」「天公将軍」「地公将軍」の特別な尊称が用いられ、称号が統制原理として機能していました。
 
用いられ方
黄巾党は「大賢良師張角」と記した黄符を門戸に貼らせて服従の印とし、張角の名を唱和させることで支配と結束を広げました。また戦場でも「大賢良師」と書いた旗が掲げられ、張角軍の象徴として示されています。
 
関連人物
張角黄巾党の総帥で「大賢良師」と称された)
馬元義張角配下の黄巾賊の頭目)
 
史実との違い
吉川三国志での「大賢良師」は、張角黄巾党の宗教的・軍事的権威を統合する称号として用いられる点で、史実・演義に見られる張角像と大筋で共通します。
「大賢良師」登場回数
合計: 12回
0 3 6 9 12 12 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前