潁州

冒頭
潁州(えいしゅう)とは、吉川英治三国志』において、汝南と並んで言及される中原の一帯を指す地名で、軍勢を養い備えるための地域として語られる土地です。
 
概要
作中では、兗州徐州の情勢と関連づけて、曹操が兵站と兵力の立て直しを図る候補地として「汝南から潁州の一帯」が挙げられ、黄巾残党を討って糧を確保しつつ兵馬を養う、という軍事・行政上の意図が示されます。
 
歴史・位置
「州」は本来、広域行政区分を表す語であり、作中の潁州もまた単一の城邑というより「一帯」として扱われています。荀彧の進言場面では、汝南と連続する地域として示され、曹操軍の移動・補給・治安(賊討伐)と結びつく地勢として位置づけられています。
 
関連人物
辛毘は「潁州陽翟の生れ」とされ、魏主曹叡の近臣として登場します。
また、劉備諸葛亮を訪ねる途上で会う広元も「潁州の広元」と名乗り、襄陽の学界で知られる人物として扱われます。
 
史実との違い
吉川三国志では潁州を汝南と並ぶ「一帯」の地名として運用しているが、後世の行政区画名との厳密な一致より、物語上の地理的連続性を優先した表現になっている場合がある。
「潁州」登場回数
合計: 4回
0 0 1 1 2 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 2 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前