鄒靖
鄒靖(すうせい)とは
生涯
鄒靖は後漢の将軍で、黄巾の乱が発生した際、中央政府から賊討伐の任務を与えられた。史実においては、黄巾の大規模な蜂起に対抗するために動員された多くの武将の一人として記録されている。彼自身が大きな功績を残したわけではないが、地方で義勇兵を募った劉備と接点を持ったことで物語に名を残している。
吉川英治の『三国志』では、劉備・関羽・張飛の三兄弟が義勇兵を率いて名乗りをあげた際、朝廷からの正式な将軍であった鄒靖の軍に加わり、黄巾賊討伐に従軍したと描かれている。これは劉備が「私兵の侠客」から「国家に仕える将の一員」として初めて認められる重要な場面である。
関連する人物
「鄒靖」の基本情報
総登場回数
11回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻
(11回登場)