陽城

陽城(ようじょう)とは
陽城は、後漢から三国時代にかけて存在した地名で、現在の中国河南省登封市一帯にあたる。中原の南部に位置し、戦乱の時代には戦略上の一地点として登場する。
 
歴史的背景
陽城は河南中部に属し、洛陽からも近い地域である。黄巾の乱をはじめとする後漢末期の戦乱では、各地で賊軍が拠点とした場所の一つとして記録されている。山地と平地が交わる要衝にあり、軍の駐屯や兵糧の供給地として利用された。
 
三国志での関わり
三国志』の正史や吉川英治三国志』においても、黄巾討伐戦で戦いが行われた地名の一つとして登場する。官軍が黄巾賊を討伐する際の戦場の舞台となった。
 
関連する人物
皇甫嵩朱雋など(黄巾討伐戦で陽城方面を転戦した将軍)
張角(黄巾軍を率いた反乱首領)
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川英治三国志』では、陽城は戦場の地名として登場するにとどまるが、黄巾賊との戦いの舞台として描かれる。物語の進行上の大きな舞台ではないが、乱世の広がりを示すための地域名として用いられている。
「陽城」登場回数
合計: 27回
0 3 6 9 12 6 桃園の巻 12 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 1 赤壁の巻 6 望蜀の巻 0 図南の巻 2 出師の巻 0 五丈原の巻
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