孝霊皇帝

冒頭
孝霊皇帝(こうれいこうてい)とは、後漢の皇帝である霊帝を、死後に追号して呼ぶための諡号です。作中では、董卓が皇帝廃立を進める際に読み上げさせる策文の冒頭で「孝霊皇帝」と掲げられ、先帝として言及されます。
 
生涯
桓帝の後を継いで帝位に就いた時点で、まだ十二、三歳の幼少とされ、宮廷は輔佐役をめぐる争いの中で統制を失っていきます。
在位中、君側の宦官勢力である十常侍が枢密に結束し、賞罰や官爵に影響力を及ぼしたとされ、黄巾の乱後の論功行賞を口実に賄賂を促すなど、政治運用を左右します。
崩御後は、帝の死を秘して大将軍何進を先に除こうとする密議が語られ、皇位継承と宮廷の武力衝突へ連鎖していきます。
 
人物像
霊帝は、十常侍の示す見かけを信じ、実情を把握しないまま終わった君主として説明され、宦官集団にとっては傀儡に近い存在であった、という位置づけで述べられます。
また、十常侍の専横を諫める上奏があっても、明確な断行に至らない様子が描かれ、君主権の実効性が揺らいでいた状況が示されます。
 
関係人物
十常侍は、張譲趙忠段珪などを中心とする「内官」集団として挙げられ、参議に当たる官位を背景に政務へ広く関与します。
崩御後の政局では、何進後宮勢力と対立し、十常侍が帝の死と同時に謀議を進める筋立てが示されます。
 
有名なエピソード
董卓の廃立工作の場面で、李儒が策文を読み上げ、先帝として「孝霊皇帝」を掲げたうえで、当時の政治の荒乱などを理由に現帝の退位を正当化する論法が示されます。
 
史実との違い
作中は、霊帝十常侍に強く制約された存在として整理して述べる比重が大きく、史料・演義で語られる霊帝期の政策判断や権力運用の細部は相対的に簡略化されています。
「孝霊皇帝」の基本情報
総登場回数
1回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (1回登場)
「孝霊皇帝」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 1 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前