山陽公

冒頭
山陽公(さんようこう)とは、後漢最後の皇帝である献帝が、曹丕への禅譲後に魏から与えられた爵位で、天子から諸侯へと身分を改められた称号です。
 
概要
吉川英治三国志』では、受禅台献帝が帝位を「魏王に禅る」という冊文を読み、曹丕玉璽を受けて魏帝となったのち、使者が献帝の居所に来て「封じて山陽公となす。即日、山陽に赴き、ふたたび都へ入るなかれ」と通告します。
 
この処置により、献帝はわずかな旧臣を伴い、山陽へ退去して都への帰還を禁じられます。
 
意味
「公」は諸侯の上位に置かれる爵号で、王朝交代の際に旧王朝の君主を生かしつつ政治的影響力を断つため、一定の待遇を与えて封じる形で用いられます。作中でも「ころすに忍び給わず」として、生命の保証と引き換えに居住移動・行動を制限する措置として示されています。
 
関連人物
献帝山陽公に封ぜられる)、曹丕(受禅して魏帝となり処置を行う)。
 
史実との違い
吉川三国志では献帝山陽公)が「その翌年、地方で薨去」と伝えられますが、史実では禅譲後もしばらく存命したとされます。
「山陽公」登場回数
合計: 2回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前